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お金を出す大人の側からすると、「値段」はランドセル選びにおける最重要ポイントといっても過言ではありません。「いろいろな価格帯のものがあるけれど相場はどれくらい?」「高ければ高いほどいいの?」など、ランドセルの値段にまつわるさまざまな疑問にお答えします。
一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会の調査によれば、小学校に進学する児童の親が購入するランドセルの価格帯では、2018年以降から変わらず「40,000~54,999円」が最も多くをしめています。その割合は2018年の時点では約32%です。
次いで多い「45,000~64,999円」が約21%、「25,000~39,999円」が約18%となっています。購入金額の平均は51,300円となっているので、ランドセルの費用相場はこのあたりと言えそうです。
参考:一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2020年」(http://www.randoseru.gr.jp/graph/)
ランドセルはそれぞれの価格帯ごとにどのような特徴があるのでしょうか? ここでは「40,000円未満」「40,000~54,999円」「60,000円以上」の3つの価格帯に注目して解説します。
素材や機能性、品格など、ランドセル選びで大切にしているポイントとあわせて、ご覧ください。
インターネットで検索すると1万円以下からランドセルが販売されており、予算40,000円以下でも充分使えるランドセルを購入できることがわかります。ただし、ネットでの購入は実際に背負って試せないため、「想像よりも小さかった」といった不満の声も。
2〜3万円の価格帯には量販店のプライベートブランド商品が多いのも特徴。手ごろな価格で購入できるのはやはり嬉しいポイントですね。
40,000~54,999円の価格帯には、大手ランドセルメーカーの主力商品が勢ぞろい。「天使のはね」や「フィットちゃん」もこの価格帯で購入できるランドセルです。
40,000~54,999円のランドセルの特徴は人工皮革「クラリーノ」素材のものが多いこと。有名ブランドが採用している素材なので、安心感を持って使用できるのがメリットと言えます。
60,000円以上の価格帯には、大手メーカーのハイクラスなシリーズや、天然皮革を使って職人の手で作られる工房系ランドセルなどがラインナップ。「高級ランドセル」と言える製品を入手したいなら60,000円が一つの目安になります。
とりわけ、工房系と呼ばれる老舗の専門ランドセルメーカーでは、60,000円以上のランドセルを数多く展開。牛革やコードバンなど、高級感のある革を使用しているのがこの価格帯のランドセルの特徴です。
価格帯ごとにランドセルの特徴はさまざまです。大切なのは、価格だけを見てランドセルを選ぶのではなく、「価格から見えてくるランドセルの性能面」をきちんと理解すること。子どもに最もあったランドセルを選んであげるための一つの基準として値段を考えるべきだと言えます。
当サイト「Ransel」では価格のほかにも、6年間使い続けられるランドセル選びのポイントを紹介しています。子どもに本当にあったランドセル選びのために、ぜひチェックしてみてくださいね。
故意・原因不明の破損であっても、無償修理・交換に対応しているランドセルメーカーを比較しました(2020年12月調査時点)。各社のこだわりはもちろん、軽さや価格についてもチェックしておきましょう。