ランドセルの側面にあるフック。「給食袋フック」と呼ばれることもあります。些細なパーツのように思われますが、実は子どもの身の危険に関わるとても重要なものです。
このページではランドセルのフックの安全機能や種類について紹介していきます。
ランドセルの側面には給食袋などをつるすためにフック(ナスカン)。「Dカン」と一体型になっているものをはじめ、さまざまなタイプがあります。実はこの側面のフックは、吊り下げた荷物が自動車や電車などに引っかかり、巻き込み事故になってしまうリスクがあるのです。
そのため最近では、一定以上の負荷がかかると、ランドセルから自動的に外れるタイプのフックも登場しています。子どもの安全性を考えると、このタイプのフックを選びたいところです。
ランドセル側面の自動的に外れるフックの中にもいくつかタイプがあります。なかには、外れた際にメーカーに依頼して付け直してもらわなければならないものも。
どんなタイプのフックが便利で安全なのかを見ていきましょう。
負荷がかかり安全のために自動的に外れたフックには、自分の手で簡単に戻せるタイプがあります。使い方はカンタンで、側面のDカンにセットするだけです。
自分で元に戻せるタイプは、外れたからといって故障したわけではありません。繰り返し使用できます。給食袋など吊り下げるものがない場合は、あらかじめ外しておくことも可能です。
外れるフックには、自分で部品を取り替えて、再度Dカンにセットするものもあります。このタイプでは外れたフックを装着することはご家庭でも可能。しかし、フックの部品をメーカーに注文しなければならないため、時間や手間がかかってしまい面倒です。装着方法がやや複雑な製品もあります。購入前に再装着の方法を確認しておくと安心です。
外れるフックの中で一番手間がかかるのは、家庭では修理ができず、購入したランドセルのメーカーに修理を依頼しなければならないタイプ。安全のために外れてくれるのはありがたいのですが、ふたたびフックを使いたい場合にその都度メーカーに依頼するのはやはり面倒です。
外れるフックの中でも、なるべく自分でカンタンに付け直せるものを選びたいですね。
ランドセル選びでは見た目も気になりますが、ランドセルを背負う子どもの安全を守るものを選ぶ意識が大切。側面のフックはもちろん、細かいパーツまで、安全性には特に注意して選びたいところです。
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