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大人が見ても可愛らしく、思わず引きつけられてしまう刺繍入りランドセル。入学前の子どもにとっては特にお気に入りのポイントになることもあります。しかし、刺繍には機能面でのデメリットがあるのです。ここではランドセルの刺繍のメリット・デメリットについて紹介します。知識を持って、後悔しないランドセル選びをしましょう。
入学前の子どもにも人気がある刺繍入りのランドセル。リボンや花など、プリンセス系のモチーフなどの刺繍があしらわれたランドセルは「可愛らしさ」が最大のメリットだと言えます。男の子でも、紋章系のかっこいい刺繍には心をつかまれるようです。
また、刺繍入りのランドセルだと、子どもは「自分だけの特別感」を感じて、愛着を持つようになります。大事に扱うため、汚れや傷もつきにくいでしょう。刺繍が決め手となって自分のランドセルを選ぶ子どもも珍しくありません。
一方で、ランドセルに施された刺繍は、思わぬところで故障の原因になることもあります。見た目だけでなく、機能面における特徴もしっかりと押さえた上で刺繍のありなしを選択しましょう。
刺繍入りのランドセルは刺繍のないランドセルより防水性が低下します。雨に濡れたとき、刺繍に染み込んだ水分が縫い糸をつたってランドセルの内部に浸透することも。これでは、ランドセルの表面にどれだけ防水加工を施しても意味がありません。
ランドセルには子どもが学習で使う教科書が入っています。本は水に弱いため、ランドセルの防水性はとても大切なポイント。可愛らしい刺繍がその防水性を低くしてしまうことは覚えておきましょう。
6年間もの長い期間、ランドセルは毎日使用されるもの。入学当初は可愛らしかった刺繍でも、年が経つごとにほつれてしまう場合があります。ほつれて糸が取れたあとが、針穴が点々と続くキリトリ線のような見た目になってしまったり、ランドセルが故障してしまう原因になってしまったりすることも。
ほつれた刺繍の糸はそのままにしておくと気になって仕方がないですが、無理に取ってしまえば故障の原因になります。刺繍部分の修理は原則プロに依頼するべきです。あらかじめ修理保証のきちんとしたメーカーのランドセルを選んでおくのが大切だと言えるでしょう。
見た目にとても可愛らしい刺繍ですが、ランドセルは6年間という長い期間にわたって使うもの。ほつれて故障の原因になったり、ランドセルそのものの機能性を落としたりしてしまっては、せっかくの可愛いランドセルが台無しです。
ランドセルの刺繍は、メリット・デメリットをどちらも押さえた上で選びましょう。
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故意・原因不明の破損であっても、無償修理・交換に対応しているランドセルメーカーを比較しました(2020年12月調査時点)。各社のこだわりはもちろん、軽さや価格についてもチェックしておきましょう。