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牛革、コードバン、人工皮革…、ランドセルの素材は多種多様です。素材でランドセルを選ぶ際に大切なのは「それぞれの素材の特徴を知ること」。ここでは、ランドセルに使われる代表的な素材のメリット・デメリットを紹介しています。正しい知識で、あなたのお子さんに最適なランドセル素材をみつけましょう。
牛革はブランドものの財布や靴にもよく使われており、見た目に高級感があります。天然皮革らしい風合いも魅力のひとつです。意外に耐久性も優れているため、やんちゃ盛りの子どものランドセルに向いていると言えるでしょう。
一方で、「牛革を選んで失敗した!」という先輩ママ・パパの声も。例えば、牛革は水に弱いため、染み込んだ水分をそのままにしておくと、ヒビ割れや傷の原因になります。また、他の素材よりも重たいのも牛革のデメリット。人工皮革のおよそ2倍の重量です。
「コードバン」とは、馬の尻の皮からつくられる革のこと。ランドセルの素材としては最高級品で、美しい光沢感と風合いが魅力です。1頭の馬からランドセル2個分の量しか取れないため、「革のダイアモンド」と称されており、値段もかなりお高め。
コードバンは強度が高く、牛革の3倍ほどの頑丈さがあるとされています。一方で、重たいことがデメリットです。また、耐水性が低いため、雨に降られてあとで濡れたままにすると、色落ちしたりやシミになったりしてしまいます。
「人工皮革」とは文字通り、人間の技術によって開発された革素材。天然皮革を化学繊維で再現したものです。ランドセルに使われている人工皮革には様々な種類がありますが、最も有名なのは「クラリーノ」でしょう。「ベルエース」「コードレ」なども有名な人工皮革です。
人工皮革は防水・軽さ・耐久性に優れており、採用するランドセルメーカーもたくさんあります。また、カラーバリエーションが豊富で、比較的安く購入できるのもメリット。牛革やコードバンといった天然皮革に比べると高級感が多少薄れるのはデメリットと言えます。
ランドセルの素材は見た目の風合いはもちろん、重さや耐久性・防水性といった機能面にも大きく影響してきます。6年間使い続けられるランドセル選びでは、素材の基本的な知識を持ったうえで、子どもにぴったりのものを選びたいものですね。
当サイト「Ransel」では、ランドセル選びに役立つ様々な情報はもちろん、実際にランドセルを購入した先輩ママ・パパからのアドバイスもまとめています。ぜひラン活の参考にしてみてください。
故意・原因不明の破損であっても、無償修理・交換に対応しているランドセルメーカーを比較しました(2020年12月調査時点)。各社のこだわりはもちろん、軽さや価格についてもチェックしておきましょう。